更新时间:02-15 上传会员:斯小思
分类:日语论文 论文字数:23530 需要金币:3000个
要旨:『焼跡のイエス』
炎天の下、むせかえる土ほこりの中に、雑草のはびこるように一かたまり、葭簀がこいをひしと並べた店の、地べたになにやら雑貨をあきなうのもあり、衣料などひろげたのもあるが、おおむね食いものを売る屋台店で、これも主食をおおっぴらにもちだして、売手は照りつける日ざしで顔をまっかに、あぶら汗をたぎらせながら、「さあ、きょうっきりだよ。きょう一日だよ。あしたからはだめだよ。」と、おんなの金切声もまじって、やけにわめきたてているのは、殺気立つほどすさまじいけしきであった。きょう昭和二十一年七月の晦日、つい明くる八月一日からは市場閉鎖という官のふれが出ている瀬戸ぎわで、そうでなくとも鼻息の荒い上野のガード下、さきごろも捕吏を相手に血まぶれさわぎがあったという土地柄だけに、ここの焼跡から自然に湧いて出たような執念の生きものの、みなはだか同然のうすいシャツ一枚、刺青の透いている男、胸のところのふくらんでいるのが女と、わずかに見わけのつく風態なのが、葭簀のかげに毒気をふくんで、往来の有象無象に噛みつく姿勢で、がちゃんと皿の音をさせると、それが店のまえに立ったやつのすきっ腹の底にひびいて、とたんにくたびれたポケットからやすっぽい札が飛び出すという仕掛だが、買手のほうもいずれ似たもの、血まなこでかけこむよりもはやく、わっと食らいつく不潔な皿の上で一口に勝負のきまるケダモノ取引、ただしいくら食っても食わせても、双方がもうこれでいいと、背をのばして空を見上げるまでに、涼しい風はどこからも吹いて来そうにもなかった。
中文摘要:《被火烧过的耶稣》
烈日当空,在令人窒息的尘土之中,坐落着一间又间的店铺。那些店铺就像那一团团丛生的杂草。家家门前严严实实地挂着一张张厚厚的芦苇席子。有的店家在地上摆着一些不知道是什么玩意儿的杂货,还有的铺放着衣服布料之类的物什,一家大概是卖食物的小摊上竟也大胆地摆出了主食。卖家在毒辣的阳光下涨着一张深红色的脸,任由油腻的汗珠在身上翻滚。“好啦好啦,今天卖完啦,今天就到这儿了。从明天开始,就不做生意了啊。”他用着那样刺耳的尖声呼喊叫嚷着,煞是一幅杀气腾腾的画面。今天是昭和二十一年七月的最后一天,从明天——也就是八月一日开始,官府就要颁出封锁市场的布告。在这种关头,盛气凌人的上野铁路高架之下,竟在前几天还发生了捕快把人打得满身是血的事件,这可引起了不小的骚乱。正因为当地这情况,就算没有布告,在这火灾后的废墟当中,也会自然而然地涌现出一大批心怀执念的人,大家都穿着薄得不如不穿的衣衫。身上的刺青若隐若现,那是男人;胸部微微丰鼓着,那是女人。稍稍分辨还是能够将男女区分开来。在芦苇席子的荫凉处,还弥漫着火灾后有毒的气体,它紧紧地咬着四周的一切。一响起咣当的盘子声,站在店门前的那家伙空空的肚子就开始咕噜咕噜地叫起来,他立马从破旧的口袋里飞快地甩出几张面值不大的纸钞。卖家也是一样,甚至比红着眼跑进来的那家伙的动作还要快,并准备好与他在一枚脏兮兮的、只要拿出来就会被死死咬住的盘子上进行一场交易,一场野兽之间一口气决出胜负的交易。只是在这场交易中,不管他吃多少,店家给他吃多少,双方都只会边说够了够了,边伸着腰仰望天空,这时才会发现哪儿都不会吹来清凉的风了。
目次
要旨
中文摘要
1.『焼跡のイエス』原文-1
2.『焼跡のイエス』翻訳-12
3.翻訳についてのまとめ-25
3.1.小説についての分析-25
3.2.翻訳の難点についての分析-25
3.3.自分の感想-26
参考文献-28
謝 辞-29