要旨: 国際盲導犬連盟の基準と比較すると、中国の盲導犬育成事業が厳しい状況になることがわかった。アジア諸国で最初に盲導犬育成事業を始めた日本は、盲導犬育成事業で成果が見られる。無論、それは日本全国の盲導犬育成事業への重視と福祉施設、法律上の努力と繋がっている。従って、日本の盲導犬育成事業には我々が学ぶ価値があろう。そこで、本稿では、中日の盲導犬育成事業に関する参考資料をできるだけ集め、日本の盲導犬事業でのやり方をまとめることを通して、現在、中国の盲導犬育成事業に存在する問題点を明らかにしたい。また、日本の育成経験に関する分析を行い、中国の実際と結び付け、特に盲導犬向けの施設と引退後の保障などの面で、中国の育成事業への示唆を提供したい。これによって、中国の盲導犬事業を支援し、視覚障害者と盲導犬により自由で便利な社会環境を提供することができるようになると思われる。

キーワード:日本；盲導犬；育成；経験；示唆

目次

要旨

中文摘要

1.はじめに-1

1.1問題提起-1

1.2先行研究-1

2.中国における盲導犬育成の問題点-3

2.1供給不足-3

2.2資金不足-3

2.3社会認識の欠如-3

2.4法案の不整備-4

3.日本の盲導犬育成事業における主な経験と中国への示唆-5

3.1経験-5

3.1.1福祉施設の整備-5

3.1.2法的整備-5

3.1.3盲導犬の健康管理-6

3.1.4引退した盲導犬のアレンジ-6

3.2中国への示唆-7

3.2.1盲導犬認定基準の統一-7

3.2.2盲導犬訓練士の専門学校の設立-7

3.2.3法規の細部計画-7

3.2.4政府の役割-8

3.2.5ボランティア活動の促進とサポート-8

3.2.6学校で盲導犬について知識の教育-9

4.終わりに-10

参考文献-11