分类:免费论文 更新时间:11-17 来源:网络
始めに
日本語四年間勉強しているうちに、日本語の文法は難しいとしみじみ感じている。その中で、特に接続助詞の応用が一番難しいだろうと私は思う。 その用法と意味的にこうでもいい、ああでもいいとよく似ているもの、とても近いものが多い。実際に応用するとき、その使い分けに困惑する場合がある。「接続助詞」という名称が一番早く出ている書類は山田孝雄が著作した《日本文法論》である。また、《日本文法論》[27]という著作の中で山田孝雄が接続助詞に下した定義は、述語として使う語、主に用言という語の後に付属して、前後の文を繋げる役割を果たす助詞であるというのである。違った接続助詞を使ったら、上下の文の間で、順接か、逆説かなどのような関係を生じる。そこで、接続助詞の用法と意味への正しい理解は話し手の思想、気持ち、語感などへの理解にも、翻訳にも大きくかかわるものである。
「と、ば、たら、なら」は主に順接恒常条件、順接の確定条件、順接の仮定条件、陳述の条件などを表すものである。しかし、使用する場合はそれぞれ違うので、置き換えられる場合もあるし、置き換えられない場合もある。本文では接続助詞「と、ば、たら、なら」の用法と意味及びその中国語訳に重点をおいてその異同を明らかにし、検討してみようとすることにした。
本論
第一章 「と、ば、たら、なら」の用法と中国語訳
1.1「と」の用法と中国語訳
(1)、動作行為の同時進行を示す。この場合は前項文と後項文が陳述した事[i]柄が時間的に非常に近い、或いはほとんど同時に発生することを表す。一般的に中国語の「一……就……」に訳される。例えば、
① 息をすると、(鼻血のため)むずむずいう。/由于鼻子淌血,一吸气,就感到痒痒的。[28]
② 私は一人、門の前で遊んでいると、見知らぬ老人がそこへ来て立った。/我一个人正在大门前玩的时候,一位不相识的老人走了过来。[29]
③ お金を入れてボタンを押すと、切符が出てきます。/把钱放进去按一下按钮,票就会出来。
④ 私はバスに乗ると、窓際の席にすわりました。/我一上公共汽车,就坐在了靠窗户的座位上。
(2)、因果関係を示す。つまり前項文と後項文とでは因果関係が含まれるのである。中国語訳は「因为……所以……」に訳される。例えば、
⑤ 外国へ行った時、その国の言葉ができないと、大変困ります。/去外国时,因为语言不通,所以非常困惑。
この種の因果関係の文は「因为……所以……」に訳されない場合もある。例えば、
⑥ その国のお金でないと、買い物ができない。/不是该国的货币,不能购物。
⑦ この薬を飲むと、熱が下がります。/吃这副药烧退了。
(3)、順接の仮定条件を表す。この種の文は一般的に中国語の「……话……」に訳される。この用法も二種類の状況に分けられる。一つは、前項文がある条件を表し、後項文がその条件の下では必ずある結果が生じられるのを表す。例えば、
⑧ こんなにおいしいと、いくらでも食べてしまいそうだ。/要是这么好吃,无论有多少我都能吃光。
この文が述べた条件は反複的、習慣的、恒常的、法則的な事柄である。そしてもう一つの状況は後項文が具体的に述べた事柄が前項文で提示されておく、いわゆる主題の提示というものである。例えば、
⑨ 今考えるとその時の私の態度は、私の生活のうちでむしろ尊めべきものの
一つであった。/如果现在想一想的话,当时我的态度是我的一生中值得尊敬的东西之一。
(4)、順接の確定的条件を表す。ある条件が備わっていると、必ずある事柄が起こるということを表すのに「と」を使う。つまりAするとすぐBするときに使う。この種の文は一般的に中国語の「一……就……」に訳される。例えば、
⑩ 彼は食べ終わるとあわただしく出ていきました。/他一吃完就匆匆忙忙地出去了。
見たところ、(1)と同じようであるが、(1)は例④のように時間的に重点をおかれているのに対して、こっちの場合は例⑩のように条件に重点をおかれているのである。
そしてもう一つはAするとBだったときに使う。一般的に中国語の「一……竟……」に訳される。例えば、
⑪ 喫茶店でお茶を飲んでいると、いろいろな話が聞こえて着ました。/在茶室喝茶时,竟听到各种传言。
(5)、「う」、「よう」、「まい」などの助動詞に付いて「……う(よう)と、(まい)と」の形で慣用型を成す。後項文の述べた事柄が前項文で述べた条件の制限と約束を受けないのを表す。この種の文は一般的に中国語の「不管……也……」「即使……也……」に訳される。例えば、
⑫ 雨が降ろうと風が吹こうと、毎日散歩に出かける。/不管是刮风还是下雨,每天都去散步。
⑬ 行こうと行くまいと僕の勝手だ。/不管去还是不去随我便。
1.2「ば」の用法と中国語訳
(1)仮定を表す。つまり未成立の事柄を仮定条件としたら決まってある結果が出るという場合に使われる。中国語の「如果……就……,假如……的话就……」に訳される。例えば、
① 雨が降れば遠足を中止する。/若是下雨就不去郊游。
② 春になれば暖かくなる。/到春天的话就会变暖。
(2)、順接の確定条件を表す。即ち、前項文がもう発生した事柄と確定して、後項文が前項文のせいで新しい認識が出る。一般的に中国語の「……才……」に訳される。例えば、
③ 始める前は心配だったが、すべてが終わってみれば、それほど大したことではなかったと思う。/开始之前十分担心,当一切结束时才发现,没有什么了不起的。[30]
(3)、対比、並列、累加などを表す。前項文と後項文にそれぞれ述べた事柄が共存されているもので、接続助詞「し」とほぼ同じ意味を表す。この種の文は一般的に中国語の「既……又……」に訳される。例えば、
④ 彼は心臓が悪いくせに酒も飲めばタバコも吸う。/他心脏不好,却既抽烟又喝酒。(対比)
⑤ この世の中にはいい人もいれば、悪い人もいる。/这个世上既有好人也有坏人。(並列)
⑥ 彼は器用な男で料理もできれば裁縫もできる。/他是个手巧的男人,既会做饭又会缝纫。(累加)
(4)、ことわざや格言に用いられる
⑦ 三人寄れば文殊の知恵。/三个臭皮匠,顶个诸葛亮。
⑧ ちりも積れば山となる。/积少成多。
1.3「たら」の用法と中国語訳
(1)、「たら」は助動詞「た」の仮定型、よく一度だけの条件或いは特定的な条件を表す。仮定条件を表すことができる。一般的に中国語の「如果……就……」に訳される。例えば、
① そんなに沢山食べたらおなかを壊しますよ。/吃那么多会弄坏肚子的。
② 万一雨が降ったら試合は中止です。/万一下雨,就停止比赛。
(2)、「たら」はあまり恒常的な真理、法則などを表さないが、話し言葉でよく人の習慣或いはある特定な事柄の反複を表す。一般的に中国語の「一……就……」に訳される。例えば、
③ いつも、五時になったらすぐ仕事をやめて、テニスをします。/一到五点,我就总是马上停止工作去打网球。
④ ここは冬になったら雪が一メ一トルぐらい積める。/这里到了冬天会有一米左右的积雪。
(3)、「たら」の後項文は過去式でもいい、確定性条件を表す。すらわち、前後項文は全部発生したことを表す。こういう時に、前項文発生した条件の下で話し手が新しい発現を見つめる。新しい発現は一般的に話し手の意志で控えられないものである。こういう用法はよく「たら……ということが分かった」「たら……がいた」「たら……があった」の形で使われる。一般的に中国語の「一……」に訳される。例えば、
⑤ 空港に着いたら友達が迎えに来ていた。/到了机场,朋友已经来迎接了。
⑥ 変な音がするので隣の部屋に行ってみたらねずみがいた。/听到奇怪的声音,到隔壁房间一看,发现是老鼠。
(4)、話し手がもう発生したことについて事実と逆な仮定条件(反事実)を提出する時に、「たら」を使う。「……たら……だろう」「たら……はずだ」の形で表す。一般的に中国語の「要是……就……」に訳される。例えば、
⑦ あの時彼と結婚していたら、私の人生はもっと幸せだったはずだ。/要是那是和他结婚了的话,我的人生应该会更幸福。
⑧ 点数があと10点高かったらこの大学に合格できるんだけど。/要是分数再高十分,就可以考上这所大学了。
1.4「なら」の用法と中国語訳
(1)、順接仮定条件を表す。事柄の実現を認めたと想定して後項の結果が出る。後項文はよく主張、希望、要求、命令などを表される。一般的に中国語の「如果……」に訳される。例えば、
① 必要でなかったのなら、返してください。/如果不需要,请还给我我。
② 靴を買うならイタリア製がいい/要买鞋的话,还是买意大利产的好。
(2)、相手がもう判断した事柄を仮定として前の話題に続く或いは話題を取り立てて強調する時に、「なら」を使われる場合が多い。一般的に中国語の「……话……」に訳される。例えば、
③ 台湾のことなら、木村さんは何でも知っているということです。/据说要是有关台湾的事,木村无事不晓。
(3)、強い断定を表す。
④ 君がそう言うならこっちにも考えがある。/你既然那么说我也有我的想法。
⑤ あいつが盗んだのではない。あいつが盗んだなら、私の前で平気な顔でいられるはずがない。/不是他偷的,如果是他偷的他不可能在我面前坦然自如。
第二章「と」と「ば」と「たら」と「なら」の異同
「と」も「ば」も「たら」も「なら」もともに接続助詞で、どっちも順接の条件を成して、前項文として後項文に制限を加えられる。しかし、四者では用法上、中国語訳上完全に同じとはいえない。置き換える場合もあるし、置き換えられない場合もある。次に、四つの部分に分けて比較してみよう。
1、 順接恒常条件を表す。
順接恒常条件とは、一般的に、また個別的立場から見れば、それは一般的物事で、つまり過去、現在、将来いずれも変わらずにそうであること。仮定、確定と関係なし。よく事物の真理、自然規律などを表す。この条 件を表す時には「と」と「ば」の用法は同じであり、置き換えられる。しかし、一般的に「なら」は使えない。もし仮定の判断を偏重する時に、「たら」は使えてもいい。この場合には一般的に中国語の「既……又……」に訳される。或いは不訳するときもある。例えば、
① 雨が降ると(○降れば、○降ったら、×降るなら)道がぬかります。/一下雨,路就变得泥泞难走。
この場合にもし後項文は判断、意志、命令、要求、或いは評価などを表す時に、「なら」を使ってもいい。
② 雨が降るなら、傘を持って行こう。/如果下雨,就带着伞去吧。
前項に基づいて後項を提出する場合、話し手の判断、命令、希望、意志などを表す時に、「たら」を使えない。この場合によく「なら」を使う。例えば、
③ 市役所へ行くなら、(×行ったら)地下鉄が便利です。/去市政府的话,坐地铁去方便。
「ば」はよく恒常条件を表されるので、ことわざや格言に用いられることが多い。偶に「と」を使ってもいい、しかし、「たら」と「なら」は使えない。例えば、
④ うわさをすればかげがさす。/说曹操,曹操到。
⑤ 始めよければ終わりよし。/善始善终。
2、 順接仮定条件を表す。
仮定条件とは、前項文が述べたのはまだ行っていない動作行為であるが、その動作行為がすでに行ったと仮定した場合のことである。前項の述語は状態語であって、後項では命令、請求、勧誘、許可、希望で終わる時に、一般的に「たら」、「ば」が使える。「なら」を使ってもいい、しかし、「と」を使えないだろう。この場合には一般的に中国語の「如果……就……」に訳される。例えば、
① お金があれば(○あったら、○あるなら、×あると)私も行きたい。/如果有钱,我也想去。
② 暇があったら(○あれば、○あるなら、×あると)一緒に行きましょう。/有空的话,一起去吧。
前項条件句は必然な事実を表す時に、「と」、「ば」、「たら」を使える。ただ「たら」は個別的状況を表す。「なら」を使えない。例えば、
③ 夏になれば、(○なると、○なったら、×なるなら)海へ行きます。/到了夏天,就到海滨去。
「と」も未来の仮定と過去の仮定と現在の仮定を表すことが出来るが、「ば」と比べれば語感は違う。「と」を使ったら、一般的、客観的事実の場合は「と」を使う。「ば」は個別的状況や判断を表すのに使われる。後項では命令、勧誘などの文が使えるのである。例えば、
④ 雪が降ると寒い/一下雪,天就会冷。(一般的、客観的事実)
⑤ 雪が降れば寒い/如果天要下雪,就会冷起来。(個別的な判断)
仮定条件句の前項に「もし」を加えられたら、「と」の仮定の語感が薄くなるので、一般的には「と」を使えない。もし条件句の述語が状態的な用言であったら、「たら」、「なら」ともに使える。例えば、
⑥ もしも彼がだめだったら(○なら、○ならば)私がかわりをしま
す。/如果他不行,我取而代之。
前後項は同じ主体で、前項は述語が動作性の動詞、かつ、動作の完了を強調すると同時に、その後項では命令、請求、勧誘、許容、希望、決意などを表す文を使うことが出来る。この時に、「たら」しかを使わない。「と」、「ば」、「なら」を使えない。例えば、
⑦ 駅に着いたら(×着くと、×着くなら、×着けば)迎えに来てください。/到了车站,请您来接我。
後項の動作行為が前項の動作行為の前に発生した時には、「なら」しかを使わない。「と」、「ば」、「たら」を使えない。例えば、
⑧ 明日朝早く出発するなら(×出発すれば、×出発しったら、×出発する
と)今晩のうちに支度をしていたほうがいいですよ。/如果明天一早出发,最好今晚事先做好准备。
3、順接確定条件を表す。
確定条件とは、前項文が既定の状況、すでに出ている動作行為であることをさすものである。一般的な条件を表す時には「と」、「ば」、「たら」、「なら」四者とも使える。この場合、前項文ではよく「こ、そ、あ」の指示代名詞や副詞が使われる。この場合では「ば」、「と」、「たら」が使える。「なら」を使えない。例えば、
① 考えてみれば(○みると、○みたら、×みるなら)それは非常に意義のあることだ。/一考虑,那是一件非常有意义的事。
もし文末にある現在を過去にしたら、「と」しか使えなくなる。例えば、
② 春に来ると(×ば、×たら、×なら)、花が咲いた。/春天来了,花都开了。
確定条件を構成した時に、後項は命令、勧誘、希望などという方式で終わる。この時に、「たら」、「ば」が使える。「と」と「なら」は使えない。例えば、
③ そんなに寒ければ(○寒かったら、×寒いと、×寒いなら)窓を閉めなさい。/既然那么冷,就把窗户关上。
4、陳述の条件を表す。
陳述条件とは一般的に、「いい」、「いけない」、「困る」、「だめだ」、「どうか」など、許容や禁止のような言葉と結んで述語を成して、希望や禁止を表すことである。希望を表す時には、「と」、「ば」、「たら」、「なら」ともに使える。例えば、
① はやく夏になれば(○なると、○なるなら、○なるたら)いいね。/快点到夏天多好啊!
それに対して、禁止を表す時には「たら」、「と」が使える。「ば」、「なら」は使えない。例えば、
② そんなことをすると(×すれば、○したら、×するなら)だめだ。/做那样的事,不行。
③ 動くと(○動いたら、×動ければ、×動くなら)うつぞ。/你要动,我就开枪。
終わりに www.eeeLW.COm
本論では主に日常日本語言語活動において、使用頻度の高い接続助詞「と、ば、たら、なら」についての意味用法及びそれぞれの異同、中国語訳における異同について一つ比較し、検討してみた。「と、ば、たら、なら」は主に順接の確定条件、順接の仮定条件などを表すものである。具体的に使用する場合はそれぞれ意味用法上、置き換えられる場合もあるし、置き換えられない場合もある。接続助詞の用法と中国語訳への正しい理解は話し手の思想、気持ち、語感などへの理解にも、翻訳にも大きくかかわっているのである。
筆者の日本語レベルの制限により、このテ一マについての検討を深めようにも深められない上に、文中では間違ったり、説明分析不十分したりするところは必ず存在されているので、諸先生からのご指摘を期待しておる。
謝辞
本論文を書いている間に、指導教官顧磐明先生に、論文のテ一マ決定から、資料集積、書き方、言語表現まで常に丁寧に温かくご指導いただき、謹んで感謝の意を表す。そして、いろいろ支援していただいた同級生の皆様に感謝の意を表す。
参考文献
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[2] 芥川龍之介.『羅生門』[M]. 译林出版社 2006:3
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[6] 刘春英.『现代日语语法』[M]. 上海交通大学出版社 2005:1-9
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[8] 『现代日语语法』[M]. 世界图书出版社. 2008:1-9
[9] 山田孝雄.『日本文法論』[M]. 1936:3
[10] 『实现日语语法精解』[M]. 大连出版社