日文要旨：近年，日本では団塊世代の高齢につれて、2038年になると、日本には｢多死社会」のピークが来ると予想されている。そのため、本稿では日本人の死生観を論じたうえ、日本の超高齢化社会の現状や高齢者の暮らしと健康意識などに関連しながら、終末期における死生観について分析した。

本稿は三つの部分から構成している。第一章では日本人の死生観をめぐって、その意味、形成と具現について概観した。第二章では日本の超高齢化社会の現状や問題点、高齢者の健康意識などについて考察した。第三章では団塊世代の現状と孤独死問題という二点から終末期における死生観について分析した。

その結果、「無縁社会」という現状や核家族化などの原因に加えて、「あの世から魂が戻ってくる」という死生観のもとで、自宅で孤独で終末期を過ごしながら、最期を迎えることを選ぶ傾向があることがわかった。そして、それは孤独死の進行をも促進した。

キーワード：高齢化　　孤独死　　死生観　　終末期

中文摘要：近年随着战后出生的团块世代的老龄化， 2038年日本就会迎来“多死社会”的高峰。为此，本文在论述日本人生死观及其形成和具体表现的基础上，结合日本的超老年化社会的现状和问题，以及老年人的健康意识等问题，对临终期的生死观进行了分析。

本文由三个部分组成。第一章围绕日本人的生死观，概观了其意义与形成、具体表现。第二章考察了日本超高龄化社会的现状和问题，以及老年人的健康意识等问题。第三章从团块世代的现状与，社会保障制度还有孤独死这两点分析了临终期的生死观。

结果如下，在“灵魂会从另一个世界回来”这种生死观的影响下，加之日本“无缘社会”以及核家族化的加速，老年人倾向于选择在自己家中度过最后的临终期，并在家中迎接死亡的到来。同时这也促使了孤独死亡现象的增加。

关键词：老年化  孤独死  生死观  临终期

目次

要旨

中文摘要

初めに-1

第一章　死生観をめぐって-2

1.1死の意味-2

1.2日本人の死生観の形成-3

1.3具体的な表現-4

第二章　日本の超高齢化社会について-6

2.1超高齢化社会の現状-6

2.2高齢者の暮らしと健康づくりへの意識-7

2.3超高齢化社会における問題点-8

第三章　高齢者の終末期における死生観-9

3.1団塊世代の急激な高齢化による死への直面-9

3.2孤独死という問題-10

終わりに-11

参考文献-12

謝  辞-13