要旨:  草間彌生（1929年--）は水玉の作品で世界的に知られる前衛芸術家である。水玉、網目模様、ハプニング、ミラールーム、さらには彼女特有の色使い、組み合わせ、単純な形体のモチーフを増殖することは彼女の最大の特徴である。

  彼女は自分自身の病気で、小さい頃より繰り返し襲う幻覚や幻聴に襲われる。これを逃れるために、それら幻覚や幻聴を描きとめる絵を描き始める。彼女の芸術インスピレーションは自身の病気と切っても切れない関係がある。少女時代より芸術創作を始めてから今まで、心を込めて芸術の面で絶えず新機軸を打ち出し、時代の潮流も牽引する芸術家として名を馳せるようになった。

　この論文は草間弥生の生い立ちから成功までの人物像の研究を通して彼女の創作インスピレーションを解明しようとするものである。

キーワード：水玉　　幻覚　　インスピレーション  芸術    ファッション

目次

要旨

中文摘要

はじめに1

第一章  草間彌生の霊感の原点3

1.1草間彌生の生い立ち3

1.2草間彌生の幻覚と幻聴4

第二章  草間彌生の創作インスピレーション6

  2.1啓発された創作の方法6

  2.2インスピレーションを受けるきっかけ7

  2.3創作作品に潜むインスピレーション7

第三章　草間彌生の芸術真髄と世界的な評価9

  3.1草間彌生の主な作品内容分析9

  3.2世界芸術界における評価と影響10

  3.3ファッション界に与える影響11

終わりに 13

謝辞14

参考文献15

付録16