要旨: エディプスコンプレックスの源はギリシアのエディプスのストーリーで、マザコンの人を指す。村上春樹の作品『海辺のカフカ』と『神の子どもたちはみな踊る』もエディプスコンプレックスのテーマを採用する。  

　本稿は『海辺のカフカ』と『神の子どもたちはみな踊る』を中心に村上春樹のエディプスコンプレックスを簡単に研究する。

　日本は第二次世界戦争やバブル経済の崩壊や阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件など事件を経験した後、村上春樹は『海辺のカフカ』と『神の子どもたちはみな踊る』を書いた。その上、この二つの小説はエディプスコンプレックスのテーマを採用する。私は村上春樹がエディプスコンプレックスのテーマを採用した原因及びこのテーマを通して伝えたい主旨に興味を持つようになった。それに村上春樹のエディプスコンプレックスと欧米のエディプスコンプレックスは違いがあることに気づいている。それをきっかけに、『海辺のカフカ』と『神の子どもたちはみな踊る』を中心に村上春樹のエディプスコンプレックスを考察しようと思う。

キーワード：村上春樹；エディプスコンプレックス；海辺のカフカ；神の子ど　　もたちはみな踊る；

目次

要旨

中文摘要

はじめに1

第一章　　エディプスコンプレックスとは 2

1.1エディプスのストーリ2

1.2フロイトのエディプスコンプレックス2

第二章　　『海辺のカフカ』と『神の子どもたちはみな踊る』4

　2.1『海辺のカフカ』のあらましと創作背景4

　2.1.1あらまし4

　2.1.2創作背景4

2.2『神の子どもたちはみな踊る』のあらましと創作背景4

2.2.1あらまし4

2.2.2創作背景5

第三章　　作品におけるエディプスコンプレックス6

  3.1『海辺のカフカ』におけるエディプスコンプレックス6

  3.1.1父親殺し6

  3.1.2母との交合6

  3.2『神の子どもたちはみな踊る』におけるエディプスコンプレックス7

第四章   村上春樹のエディプスコンプレックスに対する分析 8

  4.1エディプスコンプレックスの源 8

  4.1.1エディプス式の予言 8

  4.1.2悲劇テーマの使用 9

  4.1.3エディプスという人間運命のモデル10

  4.2欧米のエディプスコンプレックスとの比較 11

終わりに 13

謝辞 14

参考文献15