更新时间:09-12 上传会员:佩佩教授
分类:日语论文 论文字数:13449 需要金币:2000个
要旨
「中」「最中」「トコロ」この三つの表現は、その前に動詞的意味を持つ言葉と共起し、一般的に、「動作の進行」と「結果状態の継続」という二つの基本的アスペクト的意味があると考えられる。本稿では、工藤(1995)での動詞分類に基づき、具体例を選出し、その具体例がコーパスでの使用状況を分析することで、三つの表現の正確なアスペクト的意味を捉えることにしている。そこで、分析結果では、この三つの表現は、前に接する動詞により、それぞれ異なったアスペクト的意味を持つが、「V+中」は「V+テイル最中」「V+テイルトコロ」に比べ、より豊富なアスペクト性を有していることが分かった。その原因として、本稿では、「V+中」のアスペクト性がその前に接する動詞自身の性質と、その表現自身の持つニュアンス、この二つの要素に左右されているとしている。しかし、「V+テイル最中」「V+テイルトコロ」のアスペクト的意味は、表現自身の持つニュアンスだけに影響されている。よって、その違いが日本語のアスペクトのひとつの特徴だと捉えている。
キーワード:アスペクト性、異同、動詞分類、漢語動詞
目次
要旨
中文摘要
1. はじめに-2
2. 先行研究と本研究の立場-3
2.1先行研究-3
2.1.1「V+中」について-3
2.1.2「V+テイル最中」について-4
2.1.3「V+テイルトコロ」について-4
2.2本研究の立場-5
3. コーパスに基づく「V+中」「V+テイル最中」「V+テイルトコロ」に関する実例調査研究-6
3.1調査対象と調査方法-6
3.1.1 調査対象-6
3.1.2 調査研究の手順-6
3.2 調査結果-7
3.2.1 「V+中」の場合-7
3.2.2「V+テイル最中」と「V+テイルトコロ」の場合-11
4. 考察-12
4.1 「V+中」「V+テイル最中」「V+テイルトコロ」の表すアスペクト的意味の異同-12
4.2 「中」の特性とそこから見た日本語のアスペクト-13
5. まとめと今後の課題-14
5.1 まとめ-14
5.2 今後の課題-15
6. 参考文献-16