要旨：日本政府は国のイメージプロモーション（以下はPRに略称）において絶えずに尽力してきた。日本は計画的に日本のファッション文化PRを重点に置くことにより、国のイメージを樹立しようとしている。元首相小泉純一郎が就任スピーチで「日本文化産業戦略」を提案し、刺身からアニメまでの「クールジャパン」関連商品を推し進めることを決定した。現在、日本のアニメ・漫画は世界市場の2/3を占め、世界主流のエンターテインメントとなるに連れ、日本のイメージも世界各国国民の中で改善されてきた。中国をはじめ、世界多くの若者団体は日本の文化と価値観を受入れるようになった。中国において、文化PRを推し進めることにより国自身のイメージアップをすると同時に、アニメ・漫画に対する深い研究を通じ、中国のイメージ作りに貢献できることから、アニメ・漫画という最も流行っている大衆文化商品に対して重視する必要があると考えられる。

現在、中国はアニメ分野で注目しているのがアニメ・漫画産業に対する関連研究であるが、アニメ・漫画の伝達や国のイメージアップに対する研究が未だ限られている。近年、日本アニメ産業にある典型的な要素により、中国若者の行為や態度への影響が徐々に表れ、中国文化産業の発展戦略の確立、または日本産業発展策略の確立、日本アニメをはじめとする文化商品の到来に対し、各方面からの注目度が高まり、中国の学術界では日本のアニメ・漫画の文化要素及び対外発信面への研究が多く現れている。

本論文は日本のアニメで国のイメージ作り方式を主な研究対象として、特に『黒子のバスケ』を中心に、システム的な観点及び考え方を抽出することにより、中国のアニメ産業の発展及び対外発信における国イメージの構築に貢献しよういきたい。

中国は文化というソフトパワーで対外発信する歴史がある程度できている。近年、中国は国内のアニメ事業へ大きく支援する姿も見えているのである。しかし、中国のアニメ産業は依然として行き届かないところが多くところが多く、それで国へ貢献することも極めて少ない状態である。日本における当分野のノウハウや方略・業績を比べてみれば、中国でアニメ事業に対する重視する度合がまだ低く、方式も遅れているため、激しい世界競争から勝ち抜けていくわけにはいかない。また、世界の文化産業において存在感がないことも大国の政治的・経済的現状と一致しないのであろう。現在、中国はその改善策を探ろうとしているが、積極的な勉強することは必要かつ有益的である。世界文化商品の伝播において、優位性のある内容はほとんど大衆的な流行文化商品であろうか、その中で将来性のあるアニメ作品もある。中国の近い近隣として、日本は同じ儒教文化を持っている。アニメの発信や外界へ発信する価値観体系を通じたポジティブな国イメージの構築は長い歴史を持ち、大きな成功をおさめていたのであろう。

中国は日本と一衣帯水で長い歴史・文化の縁を持つ隣国である。日本の国のイメージ作り方を活用し、中国の伝統文化特色を通じて、中国のアニメ発信に指導・補助することにより、中国の特色のある国イメージの構築ができるのではないだろうか。

キーワード：日本；アニメ；国のイメージ；文化発信；黒子のバスケ

目次

要旨

中文摘要

1.はじめに1

1.1日本アニメの現状

1.2 研究の目的と意義

2. 先行研究と問題提起.1

3. 研究方法と資料収集.2

4. 早期（21世紀前）日本アニメによるイメージ2

4.1「強攻」姿の日本アニメ

4.2経済衰退期に生まれた「個人主義」

5. 『黒子のバスケ』で描かれた日本の新たなイメージ.3

5.1新時代のアニメから見た日本のイメージ転換過程

5.2『黒子のバスケ』の主要内容紹介

5.3主人公の黒子の設定分析

6. 結論 .5 

7. おわりに .5

8. 参考文献7

9. 謝辞8